可食。タマゴタケモドキ(猛毒)に似ている。注意。タマゴタケモドキ(猛毒)のカサは地色より濃色の繊維状片鱗に覆われ、カサの周囲に条線が無い。対してキタマゴタケのカサは鮮黄色、表面平滑で周囲には明瞭な条線がある。またタマゴタケモドキ(猛毒)のツバは白色。キタマゴタケでは濃い黄色。同定に自信の無い時は食べるべきではない。キタマゴタケのカサは、卵型から中丘を伴なった扁平に開き表面は弱粘性、周囲に条線がある。カサがまだ蕾の状態の幼菌では条線は不明瞭、注意を要する。ヒダは黄色。離生しやや密。柄は長い逆棍棒型で、中空。上部に濃い黄色のツバを垂下し、ツバより下部は黄色のだんだら模様に覆われる。基部には白色膜質で大型のツボがある。肉は白色。無味無臭。以前は、タマゴタケ、キタマゴタケ、チャタマゴタケの三種が同種とされ、キタマゴタケはタマゴタケ亜種とされていた。しかし、最近、DNA解析によりそれぞれ別種と判明した。
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