可食。古くから利用されてきた有名な食菌だが、海外には中毒の報告もあり生食はすべきではない。従来、海岸のクロマツ林に発生するとされてきたが、火山性砂礫地帯のアカマツ林など、土壌の環境さえあえば内陸にも発生することが解かっている。カサは湿ったとき弱い粘性があり、硫黄色。中央部に褐色細片鱗を生じることがある。ヒダは硫黄色で密。湾生から離生する。柄は中実から一部中空。逆棍棒型、あるいは棍棒型。表面は硫黄色だが、上方は淡い。肉は白色、無味無臭。シモコシとキシメジの違いは、キシメジのカサの色は黄色。シモコシは硫黄色。キシメジの柄には暗褐色細片鱗があり、シモコシには無い。肉の味が無味のシモコシに対して、キシメジの肉は苦味があること。しかし、両者を同種とみなす説もある。
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