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シロオニタケ

Amanita virgineoides
テングタケ科 テングタケ属

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POISON有毒

有毒。以前の図鑑では毒性に関しては不明とするものも多かったが、比較的形体の似たタマシロオニタケは、死亡例もある猛毒菌。シロオニタケも同様の強い毒性がある可能性がある。毒成分は胃腸系と神経系に作用するといわれる。発生環境は、シイ、カシなどの照葉樹林およびコナラ、マツの混生林で、里山でも普通に見られるキノコの一つ。幼菌は森のなかのいたずら坊主という風情で愛嬌がある。シロオニタケのカサは、表面に尖った錘状のイボが密生し、白色、条線は無い。このイボは脱落しやすく、成菌になるまでの間に雨で流れ落ちてしまうことがある。カサの周囲には、厚く白色の内被膜の破片が垂れ下がることが多い。成長の状態によっては柄の上部にツバを形成する内被膜だが、どちらかといえば、カサに垂れ下がるか、脱落し消失してしまうことが多いようだ。ヒダは白色からのちにクリーム色、離生し密。ヒダの縁は粉状。柄は白色、中実。表面は細かく白い片鱗に覆われる。基部は縦長の根状に肥大し、カサと同様のイボが何層も環状に付く。肉は白色。無味。乾燥すると独特の異臭を放つ。

シロオニタケ  暗い森のなかのとげ坊主。

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シロオニタケの幼菌。カサに錘状のイボを密生する。 幼菌 断面。柄は中実。肉は白色無味無臭。 ヒダは、白色から乳白色で離生する。ツバは脱落しやすい。またこの個体のようにカサの周辺に内被膜(ツバ)の破片として垂れ下がることも多く、柄に残らないのがふつう。 錘状のイボは落ちやすい。成菌ではまばらになることも少なくない。 シロオニタケ成菌。基部は根状に膨らみ、ツボの破片をイボ状につける。 成菌のカサの縁。内被膜の破片をつける。

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