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ドクツルタケ(広義)

Amanita virosa
テングタケ科 テングタケ属

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POISON有毒

有毒。極めて猛毒で致命的。毒成分は、アマニトキシン、ファロトキシン、ピロトキシンなど。たった一本食べただけでも、腎臓、肝臓など内臓の組織破壊。心臓障害。コレラ様の胃腸障害などがひきおこされ、病院で適正な処置をしない限り三日以内に死亡する。命をとりとめた場合でも、脳障害などの後遺症が残ることがあるという。数年まえには、シロフクロタケと誤食した中国人が死亡した。白色の似たキノコは絶対に食べてはいけない。ドクツルタケの子実体は、最初は卵型、やがて成長すると、カサが釣鐘型から中高の平らに開く。きのこ全体はほぼ白色。暗い林内でよく目立つ。カサは湿時粘性がありベトベトしているが、乾くと光沢がありほぼ平滑。色は白色。ときにカサの中央部が黄褐色を帯びることがある。条線は無い。ヒダは白色で離生し密。柄の表面は白色で、上部に白色膜質のツバが、基部には袋状の大型で白色のツボを備える。ツバより下は繊維状のササクレに覆われるが、ササクレの大きさや程度は個体差がある。柄の表面の色は純白。柄の断面は中実。しかし、成長した子実体では、やや中空状になることもある(詳細phtoの個体)。ドクツルタケの肉は白色で無味。水酸化カリウムの3%溶液により黄色に変色する。無臭だが弱い異臭があるものもある。  ドクツルタケには、外見的に相似の複数の種が存在すると思われる。 正確な同定には、前記のKOHによる変色反応のほか顕微鏡による観察が不可欠となる。しかしながら、類似の菌すべて猛毒と考えられる。重ねて絶対に食べてはいけない。

ドクツルタケ(広義) マツとならの混生林地上にて。

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ドクツルタケは、致命的な猛毒菌。夏から秋にかけて、針葉樹林、広葉樹林地上に単生、散生する。ツバとツボを備える。 柄は中実。しかし、成熟したときにはやや中空ぎみになることがある。肉は白色。 ヒダは白色、離生し密。ツバは白色で膜質。 カサは湿時粘性がある。ほぼ純白だが、時として中央部が黄褐色を帯びることがある。 ドクツルタケ幼菌。シロフクロタケなどと極似している。注意。 ドクツルタケの柄のアップ。白色でササクレ状。しかし幼菌でははっきりしないことがある。

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